キネシオテーピングのすすめ

 

先日、KTテープのセミナーに参加してきました。

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KTテープとは簡単に言うキネシオロジーテープの略なので、キネシオテーピングと同じです。

ただ商標登録等の問題で「KTテープ」という名称になったのだと思います。

過去にキネシオテーピング協会にてセミナーを何度か受講していましたが、数年前にこのKTテープが発売された際にKTテーププロフェッショナル研究会なるものが立ち上がり、KTテープのセミナーが開催されたので受講してみました。

どちらかというと、キネシオテーピング協会はセラピストより、KTテープは一般向けに近い感じです。

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救急法でも赤十字より消防で行う救急法の方がより一般向けという感じで、「誰でも行える」を強調しないと普及できないということなのでしょう。

なので救急法も5年に一度のガイドライン変更毎に簡略化されてきています。

KTテープも多くの市民ランナーが自分でケアできるよう、わかりやすく専門用語をなるべく使わずに指導されています。

これが重要なんです。

一般の人に筋肉の名前、関節、靭帯の呼び名や起始・停止を言ってもなんのこっちゃになりますからね。

で、セミナーはベーシック、アドバンス、マスターの3回に分かれ、順番に全て受講すると認定試験合格後に認定証が授与されます。

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試験は20問で約8割で合格です。

それと実技テストが2問。

ペアで実際に課題のテープを貼って審査をしてもらうことになります。

合格者には後日認定証が郵送されます。

してもらうことになります。

テストですが、すごく基本的なことが出題されます。

このブログ内にもかなり答えが隠されていますので、受講希望の方は事前学習のつもりで読んでみてください。

まず、キネシオテーピングはいわゆる従来のホワイトテープとは全く異なるものだと理解してください。

自分は

ホワイトテープ・・・伸縮なし・固定

キネシオテープ・・・一方向のみ伸縮・補助、治療の延長

という具合にとらえています。

因みに当院ではホワイトテープは一切使用しません。

ホワイトテープは血行を著しく阻害し、運動パフォーマンスを低下させるからです。

ホワイトテープが必用なほどの傷害の場合は、キネシオテーピングと包帯と微弱電流のコンビネーションをすすめています。

キネシオテープの特徴は一方向にのみ伸びる点です。

これが筋肉の動く方向とマッチングすると、驚くほどに筋のサポート力が向上します。

従来はキネシオテーピングをすると、皮膚温は低下すると言われていましたが、KTテープ研究会の本山教授によりますと、0.5~1℃上昇すると言われています。

なので、寒い時期に早くウォーミングアップして血流を促進させたい場合に都合が良いわけです。

また素材ですが、従来のものはコットン素材でしたが、KTテープは合成繊維で造られています。

こちらにKTテープジャパンより提供された画像がありますが、綿素材のテープは繊維が絡み合い、KT PROと比べて繊維同士のすき間が狭くなっていることが分かります。

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そのため、コットンテープは通気性が悪く、汗をうまく発散させることが難しくなり、蒸れたり、かぶれやすくなってしまうとのことです。

またコットンテープに比べ、KTテープの方が引っ張り強度に強いことも分かっています。

コットンテープとKTテープを同じ長さでカットして、思い切りテープを伸ばしたあと、どのくらいテープが伸びるかを見ると、KTテープのほうが、伸びは少ないです。

このことから他のキネシオテープより合成繊維を使用したKTテープのほうが強度が勝っていると言えます。

従って、KTテープでは「強い」と感じる方にはテープに切れ目を入れて貼る方法も指導しています。

テープは切れ目を入れることで張力が40%低下するそうです。

これを逆にうまく利用した貼り方の例です。

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因みにKTテープに印刷してある8の字は反射材になっており、夜間のランニング時にも車のライトにテープが反射されるようになっています。

安全性や視認性もかんがえられているんですね。

とにかく種類も増え、カラフルになりました。

動画もどんどん出ていますので、とにかく貼って慣れることが肝心です。

当院の延壽道でもいずれテーピング教室復活させます。

救急法と一緒に、スポーツをする方は是非このセミナーを受講し、認定証も手にしてください。

認定証もらえると嬉しいものですよね。

日本吸い玉協会も少しこちらを見習って、何かかんがえなくちゃなと思っています。

次回認定講座は5月20日日曜です。

 

 

 

 

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