26 4月 施術前の効果測定 ~たった90秒での変化~
施術の効果測定ってしっかりと行えているでしょうか。
ケガの治療であればともかく、不定愁訴や疲労から来る肩こりや腰痛。
実際は後者がほとんどだと思います。
よくあるのが、「今は痛みとかはないんですけど・・・」とかいうケース。
治療をするからには、原因(症状の根源)を見つけて改善させる必要があります。
でも痛みはない。
でも何かしらの指標は必用になります。
プロの仕事ですから、ビフォーアフターでの違いを示すことができなければ、「更に良くしたい!」というモチベーションにはなりません。
そこできくち式ではいくつかの簡単な効果測定を行っています。
今日は一番簡単な方法をひとつご紹介。
柔軟度チェックです。
前にも書いてますのでこちらも参考に
簡単です。
まずは両足をそろえて、膝を曲げずに前屈をしてもらいます。
ここでほとんどの方が
「めっちゃ身体硬いんですよ!」
「足首硬いんで」
「腰が硬いんで」のどれかを口にします。
この3つにどれも正解はありません。
このときに指先が床に届くか、届かない場合、メジャーなどで中指から床までの距離をカルテに書き留めておきましょう。
また、前屈で腰に痛みが出るかどうかも聞いておきましょう。
次に、肩幅くらいに足を拡げてもらい、腰に手を当てた状態で後屈してもらいます。
このときに後ろが見えるか、腰に痛みが出るのか、首に痛みが出るのかを確認します。
そして、前屈と後屈、どちらの方が制限が強く、本人はどちらがつらかったかを記録しておきます。
この簡単な二つの動作ですが、過去14年間開業してどの以来、どの患者さんも色々な治療院に行ってるわりに、このようなテストをされたことがないというので不思議でしょうがないです。
本人も、実際にやってみて、以外にも柔軟性が欠如していることに驚かれます。
これが大事なんです。
一度やらせてみて、出来ないことを確認させる作業が。
あとは簡単です。
テスト時よりも柔軟性(可動域)が変化していれば最初のつかみはOKです。
使用するのはストレッチングボードです。
たったの90秒で前屈は改善されます。
しかも手技も機械も使わずに。
当院ではこれを本人にネットで購入してもらい、毎日風呂上りに90秒やって頂いています。
角度の調節もできるので、段階的に柔軟性をアップしていけます。
柔軟性が上がるにつれ、肩こりや腰痛が減っていきます。
要は身体の柔軟性(硬さ)が現在の症状に直結していることが多いということを認知させてあげることと、30分以上マッサージを受けなくても、家でたったの90秒で柔軟性がアップする、ということを指導してあげるんです。
なぜストレッチングボードにのるだけで腰痛や肩こりも減るのか、
これも認定初級講座でおはなしいたします。
お楽しみに。
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