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肩こりを考える「お餅理論」とは?

よく、「ガチガチに凝っているので、強押しのマッサージを受けるのですが、翌日、揉み返しが酷くて……」という相談を受けます。

肩こりを何度も繰り返してしまう理由を考えるとき、延寿堂では肩の筋肉を「お餅」に例えて説明することがあります。

つきたてのお餅は柔らかくてよく伸びます。

ところが、時間が経って冷えると、また硬くなって伸びにくくなります。

例えば、あなたのガチガチの肩の筋肉を「乾燥してひび割れたお餅」だと思ってください。

そこへ強い力を加えたら……バリバリに割れてしまいますよね。

これが、「強いマッサージ→翌日、揉み返し」というイメージです。

では、硬くなったお餅をどうやって柔らかくするのか?

答えは「温める」です。

完全に元のつきたての状態とはいきませんが、水分を含ませてラップに包み、電子レンジに入れれば、お餅は柔らかさを取り戻します。

強く引っ張らなくても、つまんだだけでも伸びるような状態になりますよね。

筋肉も、これと同じように考えることができます。

過去に、こんな経験はなかったでしょうか?

寒い夜、身体が冷えてガチガチに震えるような状態から、ゆっくり温かいお湯に身体を浸けていると、じわじわと身体の緊張が解けて、緩んでいく。

同時に、温まることで「痛み」も軽減していく。

こうした「温めることで身体の感じ方が変わる」という経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

実際、温熱が入ることで「痛み」の変化が起こることもデータとして挙がっています。

しかし、この業界では今だに「手技=マッサージ」「治療=マッサージ」みたいなイメージが未だに定着しており、リラクゼーションと治療が一色単に捉えられている感が拭えません。

長時間同じ姿勢を続けたり、身体をあまり動かさない状態が続いたりすると、筋肉は硬くなり、動かしにくくなっていきます。

一度温めて動きやすくなった筋肉なら、必ずしも強い刺激を加える必要はありません。

温めて柔らかくなったお餅は、完全に冷めて硬くなるまで効果は持続しますが、マッサージでは柔らかさは取り返すことが出来ないということがこのお餅理論でご理解いただけたかと思います。

では、なぜ温めることで「痛み」が和らぐのでしょうか?

次回は、「温熱の効果と痛み」にフォーカスして、もう少し詳しくお話しします。

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