肩こりならたった3分で消えてしまうコンビネーション療法とは?
超音波治療とハイボルテージ治療を同時に行う治療法を言います。
当院ではオリンピックでも実際に使用されている伊藤超短波の超音波治療器と総合電気刺激装置の2台を繋げて、超音波の導師よりハイボルトの電流が同時に流れる仕組みとなります。
これにより、今まで痛みの治療はハイボルト、温熱は超音波という具合にそれぞれアプローチしていましたが、コンビネーション効果により、最短で患部の回復を図ることが可能となりました。
<超音波とは物体振動によって起こされる波動で、人間の耳では聞き取れない17,000Hz以上の周波数のことをいいます。
超音波は脂肪より筋肉、筋肉より骨とより硬い部分で吸収されやすく、有効透過深度は体表面から2~5cmまでにもなります。
マイクロ波などによるジアテルミー(高周波療法)が一般化していましたが、最近では超音波療法の有効性が再評価され、電流と組み合わせたコンビネーション治療がアスリートなどの世界で一般化しています。
骨折後の腫れや萎縮、拘縮などの治療にも優れた効果を発揮します。
1、血管の拡張作用とリンパ流の加速作用。
2、老廃物や浸出物の吸収を促進させる。
3、鎮静・鎮痛作用。
4、温熱効果とミクロマッサージ効果により拘縮、収縮した筋肉を緩める。
5、非細菌性の炎症反応を抑制し、代謝を活性化させる。
関節や関節周囲での温度上昇に関しては超短波や極超短波よりも高く、関節内の血管拡張作用も増大します。
1MHzの超音波照射直後の皮膚表面温度は照射前と比較して、皮膚表面及び皮下1cmとも3℃程度上昇します。
皮下4cmの部位でも2℃程度の温度上昇が認められています。
高電圧で短時間に加えられた特殊な波形の電気刺激により、皮膚に抵抗を与えずに深部組織まで到達させることが出来ます。
「痛み」はからだの防衛反応でもあり、個人差もあります。
痛覚に対する受容器は自由神経終末といわれ、それに対する刺激はどんな刺激でも強ければ反応する性質を持っています。
電気による刺激は全ての感覚受容器を興奮させるので、超音波照射と低周波などの電気刺激の組み合わせにより、血行促進、循環改善、鎮痛作用、代謝改善などの効果が期待できます。