24 3月 伊藤超短波主催 「下肢の物理療法と手技」セミナー参加
このところずっと酒井医療主催のセミナーに連続参加してきましたが、今回は久しぶりに伊藤超短波主催のセミナーに参加してきました。
会場が横浜ということで、普段ならあまり気乗りしないのですが、講師が下高井戸の野田先生だったので、久しぶりに会ってみたくなり参加することにした。
この日はあいにくの天気で、けっこう大粒の雪が降りました。
タイトルにもある通り、物理療法がメインなので最新のES-5000をはじめ、ES-4000、EU-910、AT-miniといった機械が2台づつ用意されていました。
野田先生との出会いはもう数年前、当院を担当してくれていた佐々木所長が「菊地先生と同じような考え方で物理療法を使っている先生が今度うちのセミナーで講師をされるので紹介します」という感じで紹介された。
セミナーに参加して、自分がなんとなく感じていたことが、野田先生の講義で全て腑に落ちた感じだった。
面白かったのは、野田先生の師にあたる先生が以前江崎機械のセミナーでお世話になった高見先生だったこと、当時はまだ自分も杉並接骨師会の役員だったので、会の定例会で講師をお願いしたら快く引き受けてくれたのですが、会のほうで興味がなかったらしく実現はしませんでしたが、同じ役員の先生の元スタッフだったということもわかり、メールでもやり取りするような感じでした。
凄いと感じたのは、先生は鍼灸師であるにもかかわらず、外傷をバリバリ診ます。
先生のスタンスは評価・鑑別をしっかりやる、物療はその目的合ったものを使えばすぐに結果は出るが、そのあとの機能改善の方が重要、そして医師との連携も絶やさないこと。
全て自分のスタイルと合致していて、うちからも医療連携のクリニックを過去のセミナーで紹介させていただいたこともあります。
どっぷり保険で、対象は常に「老人」であるのが前提みたいな勉強会とか、まったく逆の立ち位置の接骨師会にいても全くメリットを感じなかったため、退会したのもこの時期でした。
この時点で保険診療による報酬より会費のほうがはるかに高くなっていました。
セミナーの内容は基本的に数年前とそれほどは変わっていませんでしたが、野田先生も3Mhzの超音波を使うようになり、ほぼ3Mhzを使用しているそうで、新しく導入した機器が増えた分、また先生自身が更に勉強した知識などが加わって、よりブラッシュアップされた感じになっていました。
外傷には基本、微弱電流を使うのですが微弱電流は最低でも3時間以上通電したほうが効果が表れやすいため、院内での使用はあまり対費用効果的によくない。
うちも微弱電流はフィジオナノプラス2台とES-50、ES-530とで4台あるが、院内で微弱電流を使用することは一切ない。
基本、患者さんに買ってもらうスタイルをとっている。
AmazonでAT-mini、もしくはフィジオナノで検索すると2~3万で購入できるし、常にスポーツをやる人であればすぐに元が回収できる金額です。
これは痛みを抑制することより、損傷組織の回復が主な狙いです。
女性だとお肌の美容にも使えるという、もっと知ってもらった方がいい気がする。
あんな意味のないようなコロコロローラーするよか、こっちの微弱電流を使った方がいいです。
あと、ギックリ腰や寝違えとかでもやらないよりはマシという使いかたをすると早く回復するので、一人1台っていうような時代が来てもおかしくないかな。
大して熱も発しないし、本当に何も感じない程度の電流なので、数年後スマホにこの機能が搭載されたスポーツ向けの機種が出てもおかしくない気がするのは自分だけかな。
自分の持ってるスマホ、トルクみたいな機種に微弱電流や、血圧や脈波など自律神経系の測定ができるようになってくれたらいいのにな。
セミナー終了後に色々とお話しして、面白い情報が聴けました。
その話はまた次回にでも。
この超音波コンビネーション、使い勝手いいな~。
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