20 1月 ~成人の日~
13日成人式の日、珍しく次男が友人連れて戻ってきた。 式のあと、久しぶりに集まった同級とワイワイ大勢で飲んで翌朝帰宅すると、友人が足を捻挫したらしいから診てあげてくれと次男から連絡が入る。 かなり歩くのが辛く、腫れもかなり出てきたという。 LINEで画像も送られてきたので、なんとなく骨折っぽいなと感じ、仕事場で診て処置をしたかったので、仕事場に連れて来るよう指示したが、一向に来ない。 いくら骨折でもここまで時間は掛からないだろうと連絡を入れると、二人で食事に出てるという。 成人しても中々呆れる息子たち。 人に診てもらうのに、先に食事に行くとは。 呆れて先に帰宅し、自宅に戻ってきたところで足を診ると、どうも足関節捻挫ではなく、下駄骨折っぽい。 原因聞いても本人酔っぱらっていてその時の記憶がない。 まぁ、臨床上良くあるパターンだが。 腫れもひどいので、最低限歩くのを楽にする為に、キネシオテーピングして、包帯固定。 画像も撮っておけばよかった。 久しぶりの外傷だが、やはり自分は柔道整復師なんだなと。 彼に良く状況を説明し、明日には整形外科を受診するよう伝えた。 仕事場に来ていれば松葉杖も貸せたが、靴も履けないのでサンダルを履かせて帰宅させた。 後日、その子の母親から家内に連絡があり、お礼と状況の説明があった。 翌日整形外科受診したら、やはり下駄骨折と診断されたらしい。 整形の先生に足のテーピングと包帯固定について「良い処置をしてもらったね」と言われたそうだ。 実はこの子、現在柔道整復学校に通うの学生だった。 自分の処置の仕方や問診が凄く参考になったのと、学校で下駄骨折を、丁度学習したばかりだったらしい。 母親から物凄く感謝され、本人も相当勉強になり、急に柔整の学習に興味を持ったとのこと。 彼は身をもって「体験学習」したわけだ。 もし無事に卒業し、国家試験に合格後柔整師になり、同じように下駄骨折の外傷患者が来たときは。この時の事を思い出すだろう。...