立体加温装置 超短波治療器SW-203レポート

このたび、伊藤超短波より久々の超短波治療器の最新バージョンが登場。

ホームページを見る限り、まだ新製品情報は更新されていないようなのでご紹介。

商品名は超短波治療器SW-203

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前機種はSW-201

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当院使用の超短波治療器は

ひまわりSUN2

SUN

いずれも超短波治療器で、当院使用のひまわりSUNは管理医療器として家庭用として販売されているもの。

まず、今回発売されるSW-203ですが、見た目大きい。

キャスターワゴンと一体化されています。

ですので以前のタイプのほうがコンパクトで置く場所には困らなかったかもです。

それと今までパッドの置き場に困っていましたが、今回は収納ポケット付きです。

最近の伊藤超短波の傾向として、ワゴン等機器を設置する場合のコードやパッドの収納など、使う側の配慮がなされている点は特筆ものかなと思います。

 

そして、今回のポイントになりそうなプローブ型導子。

過去の超短波でもプローブ導子ではありませんが、固定できるものはありました。

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ただこれは、当てたい場所にくっつけておく目的であり、運動療法的な使用のものではありませんでした。

今回、数日間デモでお借りしたのでその様子と感想を。

まず、超短波治療器とは何か?

簡単に説明しますと、深部温熱発生用の機械で1秒間に2万7千回の振動を起こすエネルギーを言います。

深度で言うと超音波が1Mhzで約6センチ、超短波だとそれより深く8センチ程度。

パッドで挟めば首の星状神経節やお腹の腹腔神経節には充分(メタボは無理かも)入っていきます。

そんなことから、自律神経調整にとても都合の良い機械なのです。

なんとなくだるい、つらい、冷えてる、お腹の調子が悪いなどの症状にもってこいの治療法で、ホットパックのような伝導熱ではなく、ものすごい高速振動により、体内の水分が奥の方からじんわり温まってくるさまは例えようがなく、うちの小学4年生の次女(冷え性)もすぐに寝入ってしまうくらい心地がよい施術です。

疲労回復時にはとりあえず超短波というくらい活用しています。

禁忌は体内金属、妊娠中、ラメや金属のある衣服での使用くらいで、生理中の女性にも楽になると好評です。

 

さて、今回一番最初に試したのは、うちの次女。

突然肩が痛くなったらしく、このところこたつで変な寝方をしていたので、寝違えに近い状態だったようです。

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5分間照射後のサーモグラフィー画像です。

今回期待したのは、このプローブ導子。

ラジオ波ではクリームを使用し、肌を露出させる必要があり、下手な人が施術するとスパークが起こるという点を、

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SW-203はノンクリーム、ノンスパーク、そして服の上から施術可能。

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外、スポーツ現場でウォーミングアップを行う際に、相手が女性の場合にこちらのほうが何かと都合が良い。

ただデカイのだ。(笑)

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桜美林駅伝部の学生がタナ障害で来院したので使用。

アースとなるパッドを大腿部に巻いて施術。

やけどすることなく、皮膚表面温度の上昇は6.6℃!

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プローブの先端は2種ありますが、どうもこのとんがった方が、指圧効果というか、コンタクトした瞬間しっくりくる。

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この状態で、膝の屈曲伸展運動を繰り返すのだが、ラジオ波のようにスパークを気にする必用がないため施術者は楽。

赤外線サーモでもしっかり温度が上昇してるのがわかる。

それと同時に膝のクリック間や痛みが軽減。

ただ、このコードが硬くて重いので、取り回しがちょっと面倒。

もう少し柔らかくて軽いと使いやすいかな。

今回それほど多くはやっていないが、仰向け時のアプローチとしてすごくいい。

腸腰筋、横隔膜、肋骨部、腋窩、デコルテ、そして顎。

女性への施術の際、施術着を開けることなくアプローチできるのがとても良いと思う。

本体部の大きな違いのひとつは、タッチパネルになったこと。

これは今後全ての機械がそうなるだろうけど。

数日間使ってみた印象レポートでした。

 

 

 

 

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