日本吸い玉協会通信講座 No.2 ~ポイズンリムーバーとカッピングのつながりは?~

20歳の学生の頃から、子供のキャンプリーダーをしていたことから救急法を始め、年中趣味でバイクツーリングやキャンプもしていたので、ファーストエイドキットなるものも常に自分で用意して持ち歩いていた。

その中にこんなものがある。

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ポイズンリムーバ―。

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20年前に購入したものは劣化してしまったので、最近新たに購入。

文字通り、「毒の吸いだし」用。

アウトドアで蜂や毒虫、蛇に刺されたり噛まれた場合にこのリムーバーを患部に押し当てて、レバーを引くと血液と一緒に毒液が吸いだされるというもの。

これは注射器タイプで、昔から形は変わっていない。

カップの取り付けを反転することで患部の状態に対応できる。

もうおわかりかと思うが、吸い玉療法は「吸い玉療法」という名称になる以前の太古の世界では、毒が体内に入った場合に患部を尖った石などで傷口を切り、その毒を絞り出したり、吸いだしたりして対処した。

昭和生まれなら蜂に刺されたところを口で吸いだしたなどという経験がある人もいるかも知れない。

自分がそうだったように。

今はあまり外で遊ぶ子供もいないし、そもそも交通量多すぎて都会では子供の遊び場がない。

ので、キャンプにでも行かない限りこんなもの必要はないのかもしれない。

口で吸い出すより道具を使った方が効率が良いということで、だんだんと今の「吸い玉」と呼ばれる形に変わっていった。

最も古くは瓢箪が用いられ、ラテン語の吸い玉療法のククルピタはこの瓢箪が由来だそう。

アメリカインディアンは水牛の角の先を2.5インチの長さにカットして、その先端に穴をあけたものを患部にあてがって使用した。

別名、吸角療法(スイフクベ)という呼び名はここから来ている。

自分は吸い玉療法・カッピングを教えるにあたり、あまり歴史は重要視していない。

過去のことは正直わからないから。

ただ協会という立場で指導するにあたり、他の講習会と同じレベルでは意味がないのでそれなりにお話はさせてもらっている。

このくだりは、下の「ヨーロッパにおけるカッピング療法」という本から抜粋したもの。

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表紙の絵が水牛の角になっている。

現在は入手困難な書籍。

これが瀉血(シャケツ)というものの始まりであり、湿角法・ウエットカッピングなどと呼ぶ。

それに対して血を出さない施術法を乾角法・ドライカッピングと呼んだりする。

ここで大事なことは瀉血は体内に毒が入ったものを外に出すためにデトックスと呼ぶが、そうでない場合にこの瀉血をしてもデトックス効果はない。

まして、血液を出すという行為は傷害もしくは医療行為にあたるので、無資格者は絶対にやってはならない。

吸い玉療法に限ったことではないが、代替療法に関して間違った認識を持ってる人が多すぎて本当に困っている。

カッピングは正しく行えば十分な疲労回復効果も得られるし、現在書籍に書かれている以外の効果もある。

興味を持たれた方は当協会の講習会に参加してみてください。

<特典付き講習会>

吸引療法の全てを学べる「日本吸い玉協会」の講習会は10月に開催いたします。

全くの初心者にその日から使えるスイダマとホットパック特典付きのトライアルコースは10月8日申し込み締め切りです。

トライアルコースでは4時間15000円の受講費に、参加特典として、良質なシリコン製カップ8個!と繰り返し使えるホットパックも一つ付いてきます。

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吸い玉ポンプセット付のベーシックコース45000円は10月15日申し込み締め切りです。

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確実にステップアップしながら道具が揃っていきます。

ちょっとデアゴスティーニっぽいかな。

トータルしても他より驚くほど安くきくち式カッピングを始めることができます。

お会いできるのを楽しみにしております。

 

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