急な首の痛み

9月の終わりに来て、急な気温の低下。

気圧は少なからず人の身体に影響を及ぼします。

今日のラスト、昨日の朝目覚めたら首が激痛で動かすと痛いといって来院。

本人は寝違えではないと言うが、人によって寝違えやギックリ腰の認識は異なる。

寝違えもギック腰も五十肩も医学的な傷病名ではない。

なので、人によって一発で治ったとか治らなかったとかいう、ありがちな話になる。

時々素人がいかにもっぽく説明しているのを聞くが、所詮こんなものだろうと聞き流している。

手指にしびれ等はなく、圧痛もない。

首を動かすと痛むということで、どの方向にも張る感じという言葉が出る。

腕の触診をして手の一部に刺激を入れた状態で、首を再度動かしてもらうと動きがスムーズになり、痛みも減るようだ。

恐らく、普段の疲労、気温の低下、寝方の問題、寝返りの有無などが重なって、頚部の筋肉が阻血状態となって、今回の症状が出たのだろう。

最初にハイボルテージを手の方から順に入れていくと、どんどん痛みが減り、首の動きも滑らかに早くなる。

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最後に頚部にハイボルテージを入れた後はほぼ痛みが無いと言う。

ただ、ハイボルテージだけでは持続性がないので、超短波とラジオ波を入れたあとに背部全体にカッピングと、肩部には立体動態波を入れた。

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まあ、急性というと冷やせという人が多いが、熱も腫れも出血も無いのに冷やしても不快なだけなので、当院では絶対にやらない。

むしろ阻血なら温めない限り治癒しない。

一応サーモグラフィカメラもあるが、深部温は見れないのであまり使うこともないが。

ただ根拠は必要。

お風呂に入って楽になるということは冷やしてもいいことはない。

硬結や癒着、瘢痕などの場合は高周波、超音波以上の深部温熱刺激が不可欠になる。

だけでもダメなときもあり、特に五十肩なんかは手技による痛いリリースも必要になる。

本当に五十肩になったら、ちょっとくらいでは変化は出ない。

SNSでよく見かける五十肩専門とか、たった何秒触れるだけでとかいうの、そもそも五十肩を解ってるのか、それとも騙されるやつがいるの解っていてやってるのか、不思議でしょうがない。

治療は魔法ではないのだよ。

治療終了後は着替えも楽にできたようでした。

来週また症状追いかける予定です。

 

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