捻ると痛いテニスによる手首の痛み ~TFCC損傷~

今日はいつもお世話になっている近所のコンビニの店員男性(40代)のパーソナルケアをしました。

 

先日、会計の際に左の手首に装具をしていたので声をかけたら、整形で診てもらったらTFCC損傷といわれ、特に治療もなく装具固定のままということでした。

 

彼の悩み⇒去年の9月頃から痛み出し、装具固定のみで一向に改善しない。

彼の目標⇒できれば趣味のテニスを復活させたい。

 

治療に来るのは「痛み」を抱え、「何か」をするのに困難だからです。

 

当院が行なうことは、病院でも接骨院でも整体でもできない、やってくれないことをパーソナルで一緒に改善していくことを目標としております。

 

ですのできっかけになっている「痛み」をとるのは最低限で、その後どうやってクライアントさんの「何か」にあたる目標を達成させるかがとても重要なんです。

 

彼のことはお店でずっと前から知っていましたが、名前も年齢も趣味も知りませんでした。

 

でも今日、カウンセリングでテニスをやっていた、左利きだった、もう一度テニスをやりたいと思っているということを知りました。

 

今日から僕が彼の目標、テニスへの復帰までのトレーナーです。

 

まずはチェック。

 

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)とはテニスやバドミントンなどのラケットスポーツに多くみられる手首の損傷で、特に小指側に曲げたり、ひねったりすると痛みが強く出ます。

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腕に力が入りづらくなり、握力の低下もみられます。

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ちなみに彼の場合、右が43キロ  左が41キロなので、利き腕の左が右より-2キロという結果で恐らく手首の損傷により握力の低下がおきていると考えられる。

ちなみに握力の平均は以下を参考にしてください。

【年齢・男性・女性別握力平均値表】
年代 男性(kg) 女性(kg)
小学生低学年(1~3年) 9~15 8~14
小学生低学年(4~6年) 16~25 15~24
中学生 30~40 24~26
高校生 40~44 26~28
成人(20~40台) 45~48 28~29
シルバー 42以下 26以下

これをみると、成人の平均値より若干低めということにもなります。

彼の治療の経過は握力の回復や向上といったところで評価はできそうです。

 

治療は負傷から半年以上も経過をしているので、温熱治療が必須です。

超短波で温めただけで、動きがスムーズになったそうです。

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その後、ハイボルト、超音波、ラジオ波、EMSと数分ずつ入れるたびに痛みと可動域が変化していきました。

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最後キネシオテーピングをして終了。

 

痛みがほぼなくなったことに驚いていました。

 

 

 

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