海外でも人気の出そうなジャパニーズスライドカッピング

前回の記事にも書きましたが、YOUTUBEを見たという方からの問い合わせが増えてきました。

それもダイレクトに電話がかかってきます。

中でも香港在住の日本人女性のエステティシャンの方からの問い合わせは面白い内容でした。

最近のサロンさんの傾向として、「かっさ」や「コルギ」といったものと「吸い玉」を取り入れたいという話が良く出てきます。

極端なことを言うとスライド法ができれば、吸引しながらスライドするこのテクニックの方が安全でデトックス作用も高いのはお分かりいただけるかと思います。

コルギに関しては・・・やめておきましょう。

解剖生理学をよく理解しいれば、その療法の理論と結果が効果的であるのかどうか判断はつくと思います。

 

現在の医療では「陰圧閉鎖療法」という術式が傷ややけどなどの治療に用いられています。

陰圧を用いているという点で吸い玉との共通点があります。

この辺から、陰圧が血管に対する拡張作用や皮下の血流増進などに関して裏付けが取れないか対策中です。

少しでも早く「吸い玉理論」が確立できるよう努力しております。

 

はなしは戻りますが、

香港に限らず海外のカッピング事情はといいますと「チャイニーズカッピング」と呼ばれる火缶法を用いるのが主になります。

あるいは韓国製の手動ポンプを使うか?のどちらかです。

さて、そこで海外のスライドカッピングとはどのようなものなのでしょう?

こちらの映像はアンダーアーマーというスポーツ関係のアパレル・フットウェア専門会社のCMで使われているものです。

ちょうど1分30秒くらいのところです。

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マイケル・フェルプスというアスリートスイマーのボディメンテナンスにスライドカッピングのシーンがほんの一瞬ですが流れます。

カップを二つ持って操作しているので、背部の筋のリリース(解放)が目的だと思いますが、あまりの痛さのせいか次の瞬間、顔をしかめています。

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火缶法でガラス玉を吸着させるため、圧力は調整できずにスライドをかけるのでかなり痛いです。

過去の実験では内部の圧力は40Kpaくらいにまでなります。

吸い玉の経験のない方はその圧力がどの程度なのか判断しづらいと思いますが、これを吸着させて動かされるとかなりキツイです。

また手動ポンプもメーターの付いてるものは見当たらず、どうも感覚的に吸引しているのがほとんどのようです。

今回香港からお問い合わせがあったのは、当協会で指導する電動ポンプを用いた、滑らかなスライドテクニックに興味を持たれ、それを香港で広めたいという内容でした。

こちらの動画を参照ください。

滑らかにスライドを繰り返しているのがおわかりでしょうか?

これを海外で体験させたら、確かにうけるでしょうね。

特にウェーブ法は僕が考案し、メーカーに特注で作ってもらったものですから。

適切な圧力で調整しながら行えばリラクゼーションにもなりますし、温熱療法と組み合わせれば美容にもなります。

スライドテクニックは見よう見まねですぐにガラスカップを操作できるものではありません。

また顔、首、肩、腕、胸、腰、臀部、大腿部、スネ、ふくらはぎ、かかと、足裏とスライドを行うにはカップの大きさ、圧力、肢位が重要になります。

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