昨日のKTテープのはなしに加えて。 KTテープは基本25センチ×5センチというサイズで、予め4隅の角が落とされた状態になっています。 四隅の角を落とすのは、角が衣類等にひっかかって、テープを剥がれにくくするためです。 5枚入りのパウチと15枚入りのロール、そして業務用のジャンボロールというのが通常のラインナップです。 最近では色々な形のものも出てきましたが、とりあえずは上記のものを使って慣れることをおすすめします。 ただ、KTテープはコスト的にやや高めです。 当院では、大会や試合時にKTテープをすすめ、普段は3Mのマルチポアスポーツをすすめています。 また、KTテープの粘着性を高めるために、運動する1時間前に貼るとよいとしています。 初めてテープを貼るという方にはこちらの本が安くておすすめです。 成美堂出版 ぜんぶわかる筋肉の名前としくみ事典 1500円(税別) どこにどんな筋肉があるのかをカラー図解で丁寧に書かれています。 Amazonで中古を探せばうんと安く買えることもあります。 <セミナー情報です。> 自分は参加することができませんが、5月19日、20日にKTテープワールドツアーが大坂と東京で開催されます。 講師はカイロドクターのテッド氏。 参加費は税込みの12000円で、なんと、標準価格14904円のジャンボロールが1本ついてくるそうです。(色は黒もしくは肌色) なので、参加費無料みたいなものです。 吸い玉協会の講習会がかぶっていなければ参加していたところです。 興味を持たれた方は是非参加してみてください。  ...

  先日、KTテープのセミナーに参加してきました。 KTテープとは簡単に言うキネシオロジーテープの略なので、キネシオテーピングと同じです。 ただ商標登録等の問題で「KTテープ」という名称になったのだと思います。 過去にキネシオテーピング協会にてセミナーを何度か受講していましたが、数年前にこのKTテープが発売された際にKTテーププロフェッショナル研究会なるものが立ち上がり、KTテープのセミナーが開催されたので受講してみました。 どちらかというと、キネシオテーピング協会はセラピストより、KTテープは一般向けに近い感じです。 救急法でも赤十字より消防で行う救急法の方がより一般向けという感じで、「誰でも行える」を強調しないと普及できないということなのでしょう。 なので救急法も5年に一度のガイドライン変更毎に簡略化されてきています。 KTテープも多くの市民ランナーが自分でケアできるよう、わかりやすく専門用語をなるべく使わずに指導されています。 これが重要なんです。 一般の人に筋肉の名前、関節、靭帯の呼び名や起始・停止を言ってもなんのこっちゃになりますからね。 で、セミナーはベーシック、アドバンス、マスターの3回に分かれ、順番に全て受講すると認定試験合格後に認定証が授与されます。 試験は20問で約8割で合格です。 それと実技テストが2問。 ペアで実際に課題のテープを貼って審査をしてもらうことになります。 合格者には後日認定証が郵送されます。 してもらうことになります。 テストですが、すごく基本的なことが出題されます。 このブログ内にもかなり答えが隠されていますので、受講希望の方は事前学習のつもりで読んでみてください。 まず、キネシオテーピングはいわゆる従来のホワイトテープとは全く異なるものだと理解してください。 自分は ホワイトテープ・・・伸縮なし・固定 キネシオテープ・・・一方向のみ伸縮・補助、治療の延長 という具合にとらえています。 因みに当院ではホワイトテープは一切使用しません。 ホワイトテープは血行を著しく阻害し、運動パフォーマンスを低下させるからです。 ホワイトテープが必用なほどの傷害の場合は、キネシオテーピングと包帯と微弱電流のコンビネーションをすすめています。 キネシオテープの特徴は一方向にのみ伸びる点です。 これが筋肉の動く方向とマッチングすると、驚くほどに筋のサポート力が向上します。 従来はキネシオテーピングをすると、皮膚温は低下すると言われていましたが、KTテープ研究会の本山教授によりますと、0.5~1℃上昇すると言われています。 なので、寒い時期に早くウォーミングアップして血流を促進させたい場合に都合が良いわけです。 また素材ですが、従来のものはコットン素材でしたが、KTテープは合成繊維で造られています。 こちらにKTテープジャパンより提供された画像がありますが、綿素材のテープは繊維が絡み合い、KT PROと比べて繊維同士のすき間が狭くなっていることが分かります。 そのため、コットンテープは通気性が悪く、汗をうまく発散させることが難しくなり、蒸れたり、かぶれやすくなってしまうとのことです。 またコットンテープに比べ、KTテープの方が引っ張り強度に強いことも分かっています。 コットンテープとKTテープを同じ長さでカットして、思い切りテープを伸ばしたあと、どのくらいテープが伸びるかを見ると、KTテープのほうが、伸びは少ないです。 このことから他のキネシオテープより合成繊維を使用したKTテープのほうが強度が勝っていると言えます。 従って、KTテープでは「強い」と感じる方にはテープに切れ目を入れて貼る方法も指導しています。 テープは切れ目を入れることで張力が40%低下するそうです。 これを逆にうまく利用した貼り方の例です。 因みにKTテープに印刷してある8の字は反射材になっており、夜間のランニング時にも車のライトにテープが反射されるようになっています。 安全性や視認性もかんがえられているんですね。 とにかく種類も増え、カラフルになりました。 動画もどんどん出ていますので、とにかく貼って慣れることが肝心です。 当院の延壽道でもいずれテーピング教室復活させます。 救急法と一緒に、スポーツをする方は是非このセミナーを受講し、認定証も手にしてください。 認定証もらえると嬉しいものですよね。 日本吸い玉協会も少しこちらを見習って、何かかんがえなくちゃなと思っています。 次回認定講座は5月20日日曜です。        ...

当院に来院される方は遠方から来る人、最近引っ越してきた人が多い。 そんなわけで、阿佐ヶ谷育ちである自分は「良いお店」を尋ねられるケースが多い。 そこで、少しづつ飲食だけでなく、院長が良いと感じたお店を紹介していこうと思う。 今回は当院に来院される食欲旺盛な学生、社会人向けの安くてボリュームのある飲食店を。 男の晩ごはん 当院よりすぐ近く、徒歩2~3分くらい。 メニューも豊富です。 自分は2回ほど利用したが、年齢的にこの手の食事はきつくなってきたかな。(笑) 若い学生さんにはコスパが良いのではと思います。 店名は男の晩ごはんですが、女性でも、昼のランチでも利用OKです。 是非利用してみてください。 食べ過ぎて体重が気になるという方は、延壽道ストレッチ&エクササイズに参加してみてください。 今度は5月9日水曜19時より方南町のスタジオです。 参加費500円です。    ...

10代:1% 20代:2% 30代:3% 40代:11% 50代:26% 60代:37% 70代:18% 80代:2% 上の数字がなんだかわかりますか? 女性専門のフィットネスクラブ『カーブス』の利用者年齢層だそうです。 2017年6月末時点で全国に1801店舗を出店し、会員数は80万人を突破した今最も勢いのあるフィットネスクラブになってるそうです。 自分もこのカーブスが登場した時から「女性専門」という点、「30分」というショートな時間、「サーキット状のスタジオ」にすることでトレーナー一人で全員を見渡せる、参加者全員がセンターを向いている、1分とか3分とかで有酸素系、筋トレ系のマシンを交互に配置するなど、とてもうまく考えてるなと思っていました。 実は当院のダイエットコースも含め、これをかなり意識しています。 というか、カーブス登場前からこの発想はあって、色々と取り掛かってはいたので、実際にこのカーブスが世に出たときは正直驚きました。 あと2年もすると、日本人の人口で50歳代の方が最も多くなるそうです。 実際当院に最近来院される新規も50代の方が多くなりました。 何が言いたいかというと、「整骨院」「保険診療」「子供から高齢者まで」「治療」「交通事故治療」「骨盤矯正」というキーワードはどれも完全に時代遅れです。 上記はどれも人口全体のニーズから見ればものすごくニッチでありながら、治療院の数は全国にコンビニエンスストア並み(4万~5万軒、無資格の整体も含めたら10万超えるかも・・・)に犇めきあっています。 ものすごい奪い合いを底辺で、しかも低料金でやり取りしてるようなもの。 それとは反対に、痛みもつらさもないが、美容と健康のために何かを始めたいと思っている数の方が圧倒的に多いわけです。 痛くて治療院に来院したとしても、治れば次はいつ来るかわからない。 きっと「また痛くなったら来ます」と言われるでしょう。 よく早く治せば紹介がもらえると言いますが、うちでは全く当てはまりません。 実際紹介で来た人より、ホームページをよく読んで来院された人の方がよっぽど定着しています。 治療の世界では「自分には良くても、他人には良くない」が最も多い気がします。 それと治療に対するお金の価値観はかなり開きがあります。 しかし、健康と美容のためなら、少々高くても自ら続けようとします。 そもそもこちらは「保険」という概念はありませんので、自費施術には好都合です。 毎月の売上を安定させたいのであれば、後者の方がいいに決まってる。 当院のリピーターの方から何度もこの言葉を聴いて、いち早く基本的なスタンスを構築できたから今があるというもの。 そして今月からスタートした、外部スタジオ使用の延壽道ストレッチ&エクササイズも隔週木曜19時で定着しそうです。 参加者はやはり50代女性が中心です。 これからは「治療」で院を安定させるのは厳しいです。 美容とメンテナンス、健康増進(エクササイズ)が絶対必要と考えています。 ターゲット層は50代です。 ひとり治療院で完全予約制というスタイル、来年以降は月または年契約みたいな感じで、治療とメンテ、エクササイズを盛り込んだ形式で、パーソナルのセラピスト&トレーーナーという方向で準備中です。 少ない人数でもちゃんと利益が取れて、なおかつ自分も健康で、趣味や家族との時間も適当に取れる、が自分のスタイルです。 15年目にしてかなり理想に近づけたと思います。 6月の開業記念日を目標に、理想のハコづくり第2シーズンに入ります。 次回の延壽道ストレッチ&エクササイズは5月9日水曜です。 今度のスタジオは20名入れます。 新たにパンチミットを購入しました! そう、「平成」の次の時代は何になるんでしょうね? 「延壽」だったりして。            ...

いつも定期的にメンテナンスに来院される30代の男性。 今日も普通にカッピングを10分行ったところ、1か所から血液が滲み出ていました。 圧力は-30㎪です。 特に施術前に目立つ傷口があったわけではありませんが、このようなことがたまに起こります。 多少の掻き壊しがあったのかもしれません。 いずれにせよ、血液または浸出液が出た場合はカップを外し、体液の付いたカップは中性洗剤等ですぐに洗浄し、完全に体液を洗い流します。 血液や浸出液が出てしまった部分は消毒用ウエットティッシュ等で拭き取ります。 場合によってはアルコールなどによるアレルギー等があるかも尋ねる必要があります。 家庭でこのような状況が起こった場合は、基本的に一般廃棄物の処理となります。 では医療機関ではない、整骨院や鍼灸院、または整体院などではどうでしょう? 医療機関では感染性医療廃棄物として処理をする手続きをします。 医療機関でない整骨院等でも外傷の処置などで傷口から出血をしている場合など多々遭遇します。 環境省に問い合わせたところ、法的には医療機関ではないので感染性医療廃棄物処理には該当しないそうです。 ですので事業系のごみ処理として処分できるそうです。 ただ、自治体によってその取り組み方などが異なるようですので確認をとられてみてください。 5月19、20日に吸い玉療法講習会開催いたします。 詳しくはこちら。    ...

先日、南阿佐ヶ谷のレンタルスタジオにてストレッチ&エクササイズを行いました。 以前アクションクラブのOB練習会でこのスタジオを使ったのがきっかけでこのエクササイズを思いつきました。 木曜日の午前中はデイサービスに伺っているので、毎回思うことは今から20年、30年後自身の運動器がちゃんと機能しているかどうかといこと。 講習会でもよく話すことだけど、平均寿命と健康寿命の差。 80歳まで生きたとして、ただ寿命だけが延びて実際は自立できない、寝たきりの人生が10年近くも続くという現実。 これは70歳までしか生きていないのと同じこと。 そして何より家族に迷惑がかかる。 この画像はあるドクターがフェイスブックに掲載したものだけど、40代と70代のトライアスロンをしている人の足(大腿部の断面)のCT画像。 筋肉にほぼ差はないのがわかります。 しかし、次の画像は1日中座りがちな74歳の足のCT画像。 adipose tissueとは脂肪組織のことです。 quadricepseとは大腿四頭筋のことです。 同じ70代の方でも運動をしている人とそうでない人ではこれほどまでに差が出てしまうのですね。 なんとなくですが、大腿骨も骨密度が薄くなってるような感じに見えます。 運動機能は明らかに低下、ロコモティブシンドロームってやつです。 現在40歳から50歳代の方はこういうことを意識して運動に取り組んだ方がよいということになりますね。 自分は2年前よりセパタクローを始めましたが、うちの院、延寿堂でもメタボ・ロコモ対策の取り組みとしてストレッチ&エクササイズを定期的に開催していこうと思っています。 意外と自宅からも、仕事場からも近いのでこちら側としてはとても開催しやすく、スタジオの料金設定もリーズナブルなのでじっくりとやっていこうと。 今回は次女も参加し、普段治療院では中々時間をとって細かくやれないストレッチ を重点的に、女性でも簡単に取り組める筋トレを最初の1時間。 残りの1時間は自分が中学の時にやっていた少林寺拳法の基礎と次回予定の柔法(関節技)を少しとキックミットを使ったエクササイズを行いました。 パンチミットではなく、キックミットにする理由はなるべく大きな筋肉を動かして基礎代謝アップにつなげるためです。 メタボ対策にも一番効果が早いエクササイズの一つです。 誰でも参加可能ですので、緩いところから運動始めてみたいな、ダイエットしたいなと思ったら参加してみてください。 次回決まったらホームページ、フェイスブック、ブログ等で告知いたします。...

自分がお世話になっているセパタクロークラブからのお知らせです。 フェイスブックでもちょくちょくご紹介していますが、月2回程度の講習会も行っています。 本格的に始めたいという方は是非応募してみてください。 (団体名) 世田谷セパタクロークラブ『A.S.WAKABA』...