電話の問い合わせで、アトピー症状と「冷え」で悩んでいて施術を希望との連絡がありました。   アトピー症状は皮膚科が専門ですので、それに対しての施術は行っておりませんが、「冷え」に対するアプローチであればいくらでも方法があるのでそれでよければということでお伝えしたら、それで構わないということでお受けいたしました。   40代の男性会社員で、多摩のほうからいらっしゃいました。   3年くらい前から症状が悪くなってきて、何か血流をよくする方法を模索していて吸い玉に辿り着いたようです。   平常時の体温も低いそうで、いつも35度代だそうです。   この日のチェックでは36.4度でしたが、お風呂に入ってきたばかりということもありちょっと体温高めだったかもしれません。   色々と話を伺うと手足の冷えが強いのと、顔の赤みが気になるとのことなので、自律神経調整に一番効果を発揮する超短波療法を説明し、そのあと背中にカッピングをしながら足のほうへラジオ波を。   そのあと、足にカッピングをしながら背中と腕にラジオ波。   そして仰向け状態でお腹にラジオ波を入れると、そうとう身体が温まったようでした。   最後に手足温浴を10分ほど行い、相当汗をかいたようで、「こんなに汗かくことないので」と驚かれていました。   どれが一番効果的だったかを尋ねると、最後の手足温浴だったそうです。 画像は本人ではありません。   着替え終わって出てくると、「顔の赤みも少し落ち着いたようです」とかなり満足そうでした。   体質や血流の改善をしたいとのことなので、少し続けて治療を行うことになりました。   「冷え」ならばまだドームサウナというアプローチもあります。   普段お風呂にもよく浸かっているとのことだったので、あまりにもベタな手足温浴がこんなにも受けると思わず、正直僕も驚きました。 お腹を温めることも重要なので、当院取り扱いのシルク98%の腹巻も紹介しました。   ちなみにカッピングはアトピー症状の場合には通常のやり方だとすぐとれてしまいます。   この辺は講習会で詳しく説明しております。(アトピーの治療法ということではありません。)   また手足温浴もゲルマニウムを使用せず、オリジナルの方法で行っております。   相乗効果を高める吸い玉療法を学びたい方は是非講習会にご参加ください。                ...

友人からヘルニアって治るの?という質問がありました。   先日、行きつけのお店でもこの話しになったので、ちょっと解説。   よく耳にするのが腰椎ヘルニアや頚椎ヘルニアのはなし。   ヘルニアとは体内の臓器があるべき部位から逸脱した状態のことで、もともとは鼠径ヘルニア(脱腸)を指し、それが椎間板で起これば頚椎ヘルニアや腰椎ヘルニアになります。   かくいう自分も幼少の頃に鼠径ヘルニアの手術をしております。   超簡単に説明すると、袋状の中身からそれを破って「外に飛び出した状態」をいいます。   治る、治らないでいうと、一度外に飛び出たものをひっこめるのには外科的な処置が必要となるでしょう。 ただし症状がなくなる、軽減するという意味合いで治るということは言えます。   現にうちの家内も頚椎ヘルニアですが、よっぽどの疲労や天候不順でも重ならない限り、強い症状は現れません。   椎間円板は若い頃は水分も多く弾力がありますが、年を取るにつれ老朽化して硬くクッション性の悪い円板になります。 つぶれて、外に飛び出した髄核が神経をどの程度圧迫するかで症状は変わってきます。   その診断にはMRIが一番有効です。   症状がなくてもヘルニア状態になっている人もかなりいるでしょう。   20代でも発症しますし、長距離ドライバーや中腰姿勢での職業などに多くみられます。   当院では超短波療法(高周波)がかなりの割合で症状を軽減しております。            ...

吸い玉療法は何も専門的な道具がなくてもできます。 道具のいらないカッピング。その1   カップ上部に付いているねじを回すことで吸圧するタイプ。   吸引圧は調整できますが、残念なことにねじるたびに腕の疲労が溜まります。 当院では吸い玉ギャラリーのひとつとして展示しております。(笑)      ...

スポーツ前後に使うと絶対パフォーマンスが上がるアイテム。 クール&フィット。 もう随分前から使用していますが、ドイツ生まれのハーブのリフレッシュスプレーです。 よく湿布のことで、冷たいのがいいのか暖かいのがいいのか聞かれますが、これはそんなことを気にする必要がありません。 急性の痛みならイエローボトル。(クールダウン) 慢性の痛みやつらさならオレンジボトル。(ウォームアップ) という具合で簡単に使い分けることができます。   きっかけは仕入れ先からサンプルでもらったスプレーボトルをずっとウエストポーチに入れっぱなしで、たまたま夏に家族旅行で伊豆へ行ったときに効果を発揮して以来、治療でも使用するようになりました。 もう10年以上も前、それはビーチで子供たちと遊んでいるときに、子供の目の前で※バック宙をやったあとの出来事でした。 ※アクションクラブ所属だったので、そこそこ体操はできたがさすがに現役ではないので身体も重くなり、今ではできるのかどうか(笑) 普段身体を動かしていないにも関わらず、急激に宙返りのために腹筋を収縮させたために、その日の夕食時に強烈な筋肉痛に襲われせっかくの船盛も手が付けられない状態でした。 そのとき、ウエストポーチに入れておいたクール&フィットを思い出し、とっさにお腹に吹いてみました。 食事どきにしては嫌な臭いもなく、さわやかな感じで、しばらくして2度目、3度目とスプレーすると、強烈な筋肉痛が収まってしまいました。 これにはほんと驚かされました。 その日以来プライべートでも愛用し、夏場など子供のクールダウンや虫よけとしても使用したり、虫刺されによるかゆみ止めとしても使用しています。 足の指など蚊に刺されると痒いではなくて、結構痛いじゃなでいすか。 痛痒くて眠れないっていう。 そんな時にこのクール&フィット、よく効きますよ。   日本では湿布薬が浸透し過ぎて中々根付かないのですが、ハーブ主体なのでまず安全です。 貼らないのでカブレも起きません。 しかも香りが爽やか。 ユーカリ、セイヨウアカマツ、セイヨウネズ、ハッカ、レモンなどのアロマ成分で作られています。   スポーツをしている人に嬉しい最大のメリットは「ウォームアップ」と「クールダウン」の使い分けができるところ。 日本の商品ではほとんどが消炎鎮痛タイプのみですが、運動前に使用できるタイプは珍しいです。   オレンジボトルのクール&フィットスポーツはメントール感を抑えたタイプなので、寒い時期などの運動前に適しています。   一方、イエローボトルのクール&フィットは痛みや痒みなどにも効果を発揮し、打撃系の格闘技などをされる方に好評いただいております。   使い方はいたって簡単、気になる部分にシュっと軽く一吹きするだけで、べたつきもなく瞬時にリフレッシュできます。   当院では炭酸ミストにしてヘッドスパやボディコンディショニングに使用しております。   吸い玉の前後に使うことで、血行促進、アロマ、施術後のクールダウン、痒み防止と大きな効果を上げています。 運動前、運動中、運動後に使えるリフレッシュスプレー。   ポーチなどにしのばせて、いつでも気軽にスプレーしてみてください。 使い切ったら、次回は徳用ボトルを購入し詰め替えてご使用ください。 市販のアトマイザーはご使用になれません。        ...

健康について興味のある方はとても多いと思います。   テレビやネットなどで流れてくる健康法をあれこれ試す方もいるでしょう。   でも、大切なのは自分のカラダのこと。   カラダの仕組みがわかってくると、おのずと体に良いこと、悪いことの区別ができるようになります。   スポーツをやっている人ならケガをした時の対処法やテーピングなどの役に立ちます。   これから整体を始めようと考えている方にもとてもわかりやすい本、5冊のご紹介です。   偶然本屋で発見し、安くて見やすくてわかりやすいの3拍子揃っています。   まずはA4サイズの「人体解剖図」1900円 どちらかというと、解剖生理学の本です。 これ1冊で人体の大まかな知識が入ります。 そして解剖の中でも「骨」と「筋肉」を部位別解説した 「骨の名前としくみ事典」1400円と「筋肉の名前と仕組み事典」1500円 スポーツを好まれる方には部位別や、動作別に図解した 「動作・運動別 筋肉・関節のしくみ事典」と「筋肉・関節の動きとしくみ事典」各1400円 どちらも運動生理学に基づいた筋肉、関節の仕組みやトレーニング法、ストレッチなどを解説してあります。 どの本もオールカラーで自分の学生時代のテキストより見やすく、わかりやすいので驚きました。 全5冊揃えても7600円(税別)です。 すべて成美堂出版で書店で手に入ります。 Amazon等で中古ならもっと安く買えます。   これから整体を始めたいと思っている方、より快適なスポーツライフを目指す方は是非ご一読ください。 吸い玉療法を始めたいと思っている方はこちらもご参考にしてください。...

吸い玉療法に関する書籍はそう多くありません。 すでに絶版になっているものがほとんどです。 Amazonなどを利用すれば手に入る場合もあります。 今回は5冊ほどご紹介いたします。 「吸角療法」目黒章布(めぐろあきのぶ)著  緑書房 3000円(昭和44年発行) 吸い玉療法に興味を持ち、一番最初に手にした本がこれです。 自分が生まれたのが昭和43年ですので、その翌年に発行された本なんですね。 鍼灸マッサージ師でもある目黒先生が、脳卒中で倒れた母親をこの吸い玉療法と漢方医学により半年近くで回復させたのをきっかけに瀉血をしないですむように組織化しなおしたものです。 於血吸圧療法という名称で当時は専門の養成機関もありました。 本吸い玉協会ではこの当時にあった吸い玉療法の療術師を養成できる会を目指しております。 残念ながら現在は絶版です。 「吸い玉療法」東洋学術出版社 3000円 (昭和60年発行) 王鳳儀著、代田文彦(監修)、浅川要(訳)、宮本猪八(資料提供) 中医学ベースで書かれている本なので、一般の方には読みづらい本かもしれません。 臨床データが豊富なので、治療家向けの本になります。 こちらも絶版です。 「誰にでもできる吸い玉療法」宮本猪八著 たにぐち書店 2000円(平成11年発行) 治療家でもあり、吸い玉専門のメーカー医工の先代、宮本猪八先生が書かれた本です。 上記の「吸い玉療法」を一般の人でもわかりやすく解説した本で、現在でも入手可能な本です。 「抜缶療法の臨床応用」西田皓一著 3400円(平成21年発行) 内科医であり、鍼や吸い玉療法を補助療法として積極的に活用されている先生の本です。 先生は医学的知識がなくても使用できるこの吸い玉療法を高く評価し、なぜこれほどまでに有効な治療を取り入れるところが少ないのか疑問だということを記されています。 治療家で吸い玉療法を追及されたい方におすすめの本です。 購入先 「吸い玉療法入門」宮本繁 宮本文子著 3800円 (平成25年発行) 一番最新の手引書となります。 カラー写真が豊富で、従来の吸い玉に美容としての吸い玉(スライド法)を取り上げているのが特徴です。 エステサロンなど、美容系メニューを取り入れたい方に参考になる本です。 以上、吸い玉療法専門書5冊のご紹介をしました。...

今日は長女の小学校の卒業式でした。 開業した年に生まれた長女なので院の成長と長女の成長は一緒。 さて、自分は何から卒業するか?   午後は殺陣師の二家本さんと奥様が来院され、右腕がここ1ヶ月くらい痛くて上げられないとのことでした。 色々説明したあとで検査を行い、治療は超音波&ハイボルトのコンビネーション、ラジオ波、カッピング、超短波の順で行いました。 どれも5分くらいです。 途中、サーモグラフィ画像も見せたりしながら治療をすすめます。  右肩の様子 一番効いたのはカッピングでした。 皮膚が弱いとのことで、ご本人が一番抵抗を感じていたカッピングが一番効果的だったようで驚かれていました。 一番心地よかったのはやはりラジオ波のようです。 やってる最中から「これあったかくて気持ちいい」とおっしゃっていました。 最後の超短波は治療の「締め」ですが、タイマーが鳴って様子を見に行くと、ガクッと寝落ちしたようでした。 終了後の着替えも「イタッ!」という声も聞こえませんでした。 お二人とも大満足で帰られました。  ...