29 4月 きくち式カッピングを導入することによるメリット
吸い玉療法、きくち式カッピングを(業務として)行う、取り入れるメリットについて触れてみたいと思います。 まず、カッピングを導入することでの他の施術法との優位性について もう開業して14年近くになりますが、カッピングを1日たりとも行わない日はなく、今では残念なことに来院される方の10割がカッピング希望者です。 残念というのは、当院は「治療院」であって、「吸い玉専門店」ではないからです。 移転する前、協会立ち上げ以前はギックリ腰や寝違え、腱板損傷、腰痛などの治療希望者がほとんどでしたが、今では「吸い玉を受けてみたいのですが」という予約希望者ばかりになってしまいました。 結果的に来院されると、吸い玉だけでなく他の施術にも興味をもっていただき、こんな治療法もあるのだと喜ばれ、遠くても月1回程度のメンテナンスでリピートされる方がほとんどです。 ここで大事なポイント。 当院ではオリジナルのカウンセリングシートを使い、これだけで次のステップが踏めるようになっています。 その中で、他でどんな治療を受けたことがあるのかを尋ねますが、回答はほぼ駅前によくあるような格安マッサージ、接骨院(保険診療)、整体(カイロプラクティック)、鍼というこのうちのどれかです。 特にカイロプラクティックといってもマッサージと変わらなかったという答えが非常に多いです。 それだけカイロプラクティックという施術を売りにしているお店が多いにもかかわらず、一般的な認知度があまり高くないということ、また整体なのかカイロプラクティックなのかみたいな偽物が多いということになります。 大きく分けてみると、鍼以外は手技療法がメインであり、受け手側にしてみればどれも明確な違いもなく、「その時は気持ちよかった」くらいの記憶しかもっていません。 自分の場合、カイロプラクティックとの出会いは小学生でサッカーをやっていたころ。 あの「バキボキッ!」という衝撃はカッピングを始めて受けた時よりも強烈でした。 今では「痛くない」とか「バキボキしない」とか「ソフトカイロ」みたいな表現を使うところが増え、カイロだかマッサージなのかほぼ区別がつきません。 そもそも国家資格ではないので、マッサージと記せばアウトですし、あえて「整体」とか「ソフトカイロ」という風にファジーにしておいたほうが都合がいいわけです。 整形外科や接骨院における電気治療も、保険診療における約束ごととしての時間稼ぎが多いのでこれまた「あれって意味あるんですか?」くらいに思う人が大多数です。 ハリをさすか、マッサージされるか、よくわからない電気をあてる、くらいしか一般の人には伝わっていないわけです。 どんなに立派な理屈を言っても受け手側は素人。 手技は手技、明確な変化や目視できるような施術効果が表れない限りどれも似たようで、マッサージと大して変わらないという評価しかありません。 治療する側もいい加減このくらいのことは理解したほうがいいと思います。 そこで最近じわじわと人気が上がっている吸い玉療法、カッピング。 大きな違いは 他の治療法と異なり、「引く」というマイナスの施術法だということ。 これだけで「今までの手技療法でも鍼でもない」という強烈なインパクトを残せます。 引っ張られる、吸い上げられるという初めて体感する皮膚感覚。 カップによって皮膚、皮下が吸い上げられ盛り上がる吸い玉療法独特の「缶象」と抜缶後の赤い跡が残る溢血斑。 この視覚効果はものすごく大きいです。 この皮膚感覚と視覚と効果が結びつきやすいので、一度体験したことのある方は「またやってみたい」と思い出すことができるのです。 ものすごく単純な機序です。 引っ張る➡盛り上がる➡赤い斑が出る➡何かが吸い出されて軽くなった ただし、必ずしも赤い斑が出るということではないです。 ここも重要ですので、講座のほうで詳しく解説いたします。 ここまでの説明だけでも吸い玉療法を取り入れるメリットを感じられたかと思います。 次に、「誰にでもできる吸い玉療法」だけに見よう見まねで自費アップ的なオプションとして導入する治療院やお店がこの数年で圧倒的に増えました。 少なからずうちが影響してるとは思いますが。 問題点は臨床経験が少なかったり、既存の吸い玉療法を鵜呑みにして行うと思わぬトラブルが起こるということ。 最悪のケースはこちらを参考に。 人は片手間に吸い玉をやってる所より、より専門的に行ってくれるところを求めます。 当院にはホームページのおかげで、専門的に吸い玉をやっている治療院とみなされ、遠方からもしょっちゅう来院されます。 その中で、「近くには吸い玉を専門的にやってるところがない」「鍼とセットじゃないと吸い玉をやってくれない」「背中に8個くらいつけただけで満足度がない」という声がどれほど多いことか。 これって最大のチャンスだと思いませんか? 近くに専門的にやってるところがないということに関して。 まず、お店で吸い玉療法を導入しても、それを知ってもらわないことには始まりません。 今時チラシや電話帳活用する人もいないでしょう。 ターゲット層はいつでも「スマホ」で検索しています。 自分に置き換えればすぐにわかることですよね。 飲食店などを探すのに、スマホでキーワード入れてませんか? 整理しましょう。 この問題をクリアするには最低限、 1.ホームページがあること 2.ホームぺージ内にしっかりと吸い玉療法専門のページを作ること。 3.SEO対策をしっかりとること の3つです。 ホームページはドメインをとり、これも古ければ古いほど価値があるので、すぐに取り掛かったほうがよりベターです。 せっかくホームページを作っても、吸い玉療法の記載がない、または吸い玉療法のページがないのはもう意味がないです。 検索してきた人が「これを受けてみたい!」と思うようなページでなければ誓約しないということです。 吸い玉専門のポータルサイトもやっていたのでわかりますが、結構多いですよ。 そして肝は自分のホームページがいかに検索に引っかかるかです。 検索をかける側は二つから三つのキーワードを入れてきます。 一つ目のキーワードは吸い玉療法そのものです。 不思議なのは吸い玉療法自体を体験したいという方もいれば、肩こりや腰痛、血流改善とか体質改善とかの目的で来る方もいます。 当院ではカイロプラクティックも使いますが、「カイロプラクティック」で検索してくる患者はいないということです。 先にも述べた通り、患者は素人です。 何とか療法など、名称や理論はどうでもいいんです。 要は今自分が抱えてる症状が改善できるのかということだけなんです。 なので、検索キーワードは「症状」と「地域」と「何科」か?という具合になります。 この辺も過去の講習会でお話ししてきましたが、詳しくはまた別の機会に。 ここまで、他の施術法よりもどれだけ吸い玉療法のほうが優位性が高いのかを述べてみました。 吸い玉を導入しているというだけで「受けてみたい」と思う人がたくさんいるということ。 せっかく導入しても吸い玉の専門ページがなければ話にならないということ。 でも、ただの吸い玉療法をこれから始めても差別化にはなりません。 もう皆が始めているからです。 当院の並びにある整骨院じゃないですが、「吸い玉療法500円」って。 新しく導入して500円しかとれない施術なんて馬鹿らしいのでやめたほうがです。 そして増えれば増えるほど、吸い玉によるトラブルも多くなります。 きくち式カッピングを取り入れることで、より安全に、より効果的に施術をおこなうことができ、他の吸い玉療法との差別化をすることができます。 ちなみに当院のカッピングは最低料金が6000円(税別)です。 オプション付けて行くと限りなく10000円に近くなります。 この辺も講座の中や、ステッアップ講習会等でご指導いたします。 きくち式カッピングを始めるにあたり、 1.資格は必要なし 2.導入コストが極めて低い 3.ランニングコストがほぼない 4.メンテナンスが非常に楽 5.施術者側の疲労が少ない という具合です。 当たり前ですが、早く取り入れた人ほどその恩恵は大きいです。 ...