03 10月 日本吸い玉協会通信講座No.8 ~カッピングで水疱が出来てしまった場合の処置~
吸い玉療法、きくち式カッピングも民間療法なので、誰でも行うことはできます。 しかし、整体も含めてあくまでも疲労回復や血行の促進等が目的であり、治療行為やまして瀉血や水疱などを故意に作ってはいけません。 アトピーの代替療法として瀉血等を行うのも医師でなければできません。 無資格者が上記のような行為をすると「傷害」となります。 ここをよく理解していない方が多いので気を付けてください。 今日も若い女性の方から協会あてに問い合わせがあり、内容は中国整体で吸い玉を受けたら背中に20個ほどの水疱ができてしまったそうで、こういう場合はどういう処置をすればよいのか教えて欲しいとのことでした。 この手の質問は当協会によく寄せられます。 相手の中国人は片言の日本語で、こんなの初めての経験でどうしていいのかわからないと言ったそうです。 この時点で、最低でも日本人以外の施術は受けないほうが無難でしょう。 日本人には日本人にあったスタイルというものがあります。 それと受ける側も安易に身体を任せるべきではないということです。 中国整体が普及したことで、この業界もいつの間にか価格破壊がおき、つられて日本人で国家資格を持っていても同じように60分2980円みたいな安売り施術をするところが増えました。 安いからと施術を受けて、逆にケガをして治療費が重んだというケースもよく来院してきます。 当協会の事務局、延寿堂には遠くからでも施術をわざわざ受けに来る方がたくさんいます。 そういう方たちの選び方は共通しています。 ・国家資格を持っている ・院長自身が施術をしてくれる ・日本吸い玉協会の代表を務めている ・医療連携がきちんとできている ・専門性が高そう ・ホームページにいいことばかりを謳っていない というものが多く挙げられます。 案外開業して15年ということは上がってこないのが自分には不思議でした。 起業は簡単ですが、継続は困難です。 断然数年以内の廃業率の方が高いわけですからね。 これからカッピングを受けられたいと思っている方は本物と偽物を見抜く目を養う必要があります。 さて、協会の講習では水泡をできるだけ作らないようにするためにはどうすればよいのか? 安全対策と事後処理の方法なども詳しく指導しています。 民間療法は絶対相手にケガをさせないことが大前提ですので。 今回の方には皮膚科を受診していただくように説明をしました。 声からして若そうな女性ですし、背中に跡が残っても嫌でしょうから。 充分に説明をして、時間と圧力をコントロールしても水疱ができてしまうことはあります。 ただ、協会で指導しているマニュアル通りに手順を踏めば、クレームになるようなことはまず起きません。 クレームになるケースは、インフォームドコンセントがしっかり出来ていないのがほとんどです。 「赤くなるのは知ってたけど、こんなに水ぶくれができるなんて聞いてないよ!」という具合に。 不可抗力で水疱ができてしまった場合には、すぐに施術を中止してどこにどのくらい水疱が出来ているのかを説明し、スマホ等で画像を見せてあげるのが好ましいです。 処置としては滅菌ガーゼで水疱を被覆するだけです。 あとは皮膚科を受診していただくようにすすめます。 協会のインフォームドコンセント(カウンセリングシート、施術同意書)の手順に従えばここは問題なく解決できるはずです。 少しづつ当協会のマスター上級コースを終了した正会員の先生があちこちで誕生すると思います。 その時はこの日本吸い玉協会のロゴマークが、安心安全な「きくち式カッピングのできるセラピストいるお店」という目印になります。 今回のように中国式との区別をつける意味合いでも「日本」という文字があたまに付いています。 正会員以外の方は勝手に使わないでくださいね。 協会ホームページ上にリンクを貼りますので、正会員かどうかの確認はとれるようにします。 差別化というより、まともな施術をやっていきたいという方は是非受講されてみてください。 <特典付き講習会> 吸引療法の全てを学べる「日本吸い玉協会」の講習会は10月に開催いたします。 全くの初心者にその日から使えるスイダマとホットパック特典付きのトライアルコースは10月8日申し込み締め切りです。 トライアルコースでは4時間15000円の受講費に、参加特典として、良質なシリコン製カップ8個!と繰り返し使えるホットパックも一つ付いてきます。 吸い玉ポンプセット付のベーシックコース45000円は10月15日申し込み締め切りです。 確実にステップアップしながら道具が揃っていきます。 ちょっとデアゴスティーニっぽいかな。 トータルしても他より驚くほど安くきくち式カッピングを始めることができます。 お会いできるのを楽しみにしております。 海外セレブにも人気の吸い玉療法とは? ...
