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スタッフブログ
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昨日は結婚記念日でした。
早いものでもう15年。
ちょっとへこむことがあり、気の乗らない感じで過ごしていたのですが・・・
夜に家内と出かけようかと話していたのですが、帰ってみると子供らががっつり起きてる状態。
これから寝かせてどこかに出かけるには時間的にきつい状態でした。
上の二人が中学生になり、部活や塾などで夕食や入浴も遅くなり、宿題もやらせているといつの間にか10時をまわっているような状況。
上の二人は疲れるのか、やることやったら勝手に寝てくれるのですが、下の二人は夜更かし大好き盛り。
昨夜も家内と結局家呑み始めたらニヤニヤと寄ってくる。
次女がプレゼントをくれたので箱を開けてみると、中には飛行機の手紙と小物入れが。
手紙をその場で読んでくれました。
そのあと、前の日に自分と家内にくれたプレゼントのことで、横にいた次男が意外なことを口にしました。
もらったプレゼントは、先日塾の帰りが遅く、また二人で寄り道しながら帰ってくるのかと思っていたら、案の定手に袋をぶら下げて帰ってきました。
ニコニコ顔で、「パパとママにプレゼント持って来たよ」といって、中から新品の髪留めと未開封のミニカーを出してきました。
「どうしたの?」と聞くと、「お店の前でご自由にお持ちくださいってあったから持ってきた」と答えた。
中に別の袋も入っていて、ちょっとおかしな感じもあったので、場所はどこ?など色々聞くが、説明しづらいなどという。
まあ、デッドストック品か不用品処分かなんかで誰かが出したのかと思い、対して礼も言わずテーブルの上に置きっぱなし状態だった。
しかし、この二つのアイテム、そうではなかった。
次男が、次女を困らせるつもりで「実はね、このプレゼントただじゃないんだよ、お金出して買ったんだよ」というと、次女が慌てて「違うよ!もらってきたんだよ!」と叫ぶ。
おかしいと思い、次女に問い詰めると泣き出してしまいました。
どうやらお金を払って買ってきたというと、パパとママに怒られると思ったそうです。
次女にはまだお小遣い制をとってなく、買い物は親に断ってからするようにしているので、今回買ったときに次男に黙っているようにきっと話しを合わせていたのでしょう。
要は次男が裏切ったわけです。
でも、そのおかげで次女が少ないお小遣いの中で我々にプレゼントを「ご自由にお持ちください、ってあったところから持ってきた」といって気を使わせないようにしていたのです。
その瞬間、家内が泣き始め、自分も胸が詰まりました。
次女は泣きながら、「ウルトラマンの人形もあったんだけど、茶色く汚れてたし、パパよくプラスチックでできた車の模型(プラモデルのこと)をいじったり、ちっちゃいバイク集めたたりしてたからこれがいいかなと思って」と。
「ママは髪留めいつもしてるからこれがかわいいと思って選んだ」と話してくれました。
ちょうどその髪留めをしていたら、飾り部分が取れてしまったようで、自分が治した直後だった。
娘が自分のお小遣いで買って来てくれたものを、「貰ってきた」という言葉で半分誰かにあげちゃうか、ゴミ行きかな?くらいにしか思ってなかった。
でも逆の立場だったら、きっとがっかりしただろう。
本当はパパが気に入ってくれるだろうと思って買ってきてくれたのだろうに。
娘のほうが二重に気を遣っていたなんて。
ダメな親です。
今思えば、「明日はパパとママの結婚記念日だよ」と言ったとき、「何かするの?」と聞かれ「お前たちが何かしてくれるんじゃないの?」と言ったら、「だってプレゼントあげたじゃん」と。
「それは貰ってきたやつでしょ」って答えたけど、貰ってきたものでもプレゼントには変わりないし、娘にしてみればお金を出して買ってきたものなので、本当に悪いことをしたなと思った。
何度もお礼を言って、「ちゃんと髪留めも治したよ」と見せて、「今日はパパとママとみんなで一緒に寝ようか?」と言ったら泣くのをやめました。
寂しがりやの彼女にとって、一緒に寝るのが一番の願いなんだそう。
特に、小さかった頃の話しをしてもらうのが楽しいんだとか。
昨夜は次男も一緒に4人で寝ました。
いつまで一緒に寝れるかわからないけど、できるだけ一緒にいる時間を作ってあげようと思った。
貰ったミニカーは大切な宝物として寝室に置いてあります。
いつもと違う結婚記念日でしたが、ある意味最高の記念日でした。
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